風林火山

アクセスカウンタ

zoom RSS 軍事情勢レポート7 新たなる東亜の繁栄 Part1

<<   作成日時 : 2013/09/14 00:35   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 20 / トラックバック 4 / コメント 0

軍事研究家の黒井執斗氏のレポートがネット上に公開された。

ソースは、「戦後レジーム脱却サポーターズ」の『 軍事アナリストの最新軍事情勢レポート7 』というエントリーにあり、今回も勝手ながらコピペさせていただきます。

日本のマスコミが報道しない真実、日本人が知ることができない真実が書かれており、一人でも多くの方に読んでいただきたく、ぜひとも拡散願います。



=============================================================
『 新たなる東亜の繁栄に向けて 』 (軍事研究家 / 黒井執斗)


去る6月7、8日、米カリフォルニア州パームスプリングズの保養地にて米中首脳会談が開催されました。日本のマスコミはこれを大きく取り上げ、「2日間、計8時間に及ぶ異例の首脳会談」と繰り返し報道していました。

確かに2月の日米首脳会談が2時間程度であった事と比較すれば、随分と長い話し合いが持たれたのは事実でしょう。しかしながら、習近平は「広い太平洋には、中国とアメリカという2つの大国を受け入れる空間がある」と発言して相手にされなかったこと、またサイバー攻撃を止めるように要請された事など、中国にとって大きな成果があったとは感じられませんでした。

かねてから中国人民解放軍幹部が主張しているように、習近平は米中二大強国が太平洋を分割統治していくことを示唆したわけですが、アメリカにとっては到底受け入れられる内容では無いでしょう。

私の知人に怪しげなメルマガを購読し、その内容を信じきって鵜呑みにしている人物がいます。彼からのメールには、訪米に先立ってメキシコを訪れていた習近平はワシントンへの誘いを断り、「習近平に会いたいのならメキシコから近いカリフォルニアまで来い」とオバマ大統領を呼びつけた、のが真相だとありました。大量の米国債を持つ中国様にアメリカは逆らえない、との理由説明です。

これは実に疑わしい話で、国力の指標たるGDPでも、陸海空の軍事力においても、アメリカは中国を凌駕しています。雲行きの怪しい中国経済がどこまで保つかにもよりますが、少なくとも今暫くはアメリカの優位は揺るがないでしょう。

しかしながら、米中の首脳交流が活発化すれば日本は蚊帳の外に置かれ、頭越しにG2外交を展開される不味い事態にもなりかねません。爆発的に拡大し続ける軍事力を背景に尖閣諸島への領海侵犯を執拗に繰り返している中国、そして自衛隊と共に侵略行為に対する抑止力となっている在日米軍、これらのパワーバランスが崩れてしまう事になれば、それは中国の思うツボです。

わからない事があった場合、私は人に尋ねる事を躊躇しません。聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥、です。人間が持つ一生の時間は限られており、あらゆる事を調べ、まとめ、考察する事は不可能です。そして求める正しい答えが得たければ、その内容に詳しい、専門的知識を持った信頼出来る人に訊くべきでしょう。

この件は笑われるのを承知で、作家・国際政治学者の深田匠氏に質問し、丁重な回答を頂きました。以下、皆様へのご参考として主旨の要点を箇条書きにしておきます。

・米国内の親中派(民主党リベラル系や国務省主流派が中心)は習近平政権を持ち上げる情報をオバマに与え、一方で反中派(共和党保守系や国防総省が中心)は習近平政権を警戒する情報をオバマに与えていた。親中・反中の両派の相反する意見の板ばさみで、オバマは対中姿勢の腰が定まらない状態だった。

・どちらの見方が正しいのか判断がつかないので、オバマは習近平の性格や思想を見抜くためにあえて長時間の会談をセットしたが、習近平はいきなり太平洋を二分統治する話題でボロを出した。

・オバマは「習近平は愚かで馬鹿で、しかも好戦的な軍部の言いなりに動くマリオネットなので非常に危険である」と判断した。

・「安倍は危険な右翼だ」という中韓のロビー活動のせいでオバマは安倍総理へのネガティブイメージの先入観を持っていたが、実際に安倍氏と会談したことで安倍氏が信頼できる人物だと感じた。

・さらに今回の習近平との会談によってオバマは「習近平政権の中国は信用できない。安倍政権の日本のほうが信用できる」という印象を強めた。

・ワシントンへ戻るエアフォースワン機中からの安倍氏への電話(米中首脳会談の愚痴)は、オバマのその心境変化を裏付けている。

・結論として米中会談は中国にとって大失敗に終わった。それによって米国内の反中派は勢いづき、会談の直後の米上院の対中批難決議につながった。さらにそのおかげで、対比によってオバマの安倍政権への信頼が高まった。

以上、マスコミ報道から受けた印象とは随分違いますが、深田氏による論考が真実なのはまず間違いないでしょう。少なくとも、私はそう思います。

アメリカが決して絶対正義ではなく、何もかもアメリカ様の言うことに尻尾を振っていてはダメですが、言うまでもなく日本の安全保障においてアメリカは重要なパートナーです。日米関係を適切に保ちつつ、中国を牽制していく必要があります。

さて、深田氏による思慮深く重要な内容からの落差が激しいですが、次はある意味低レベルな話題から入りたいと思います。

6月18日の朝日新聞朝刊に、「日本で小説やドラマなどの『右傾化』が進行中」とする記事が掲載されました。作家の石田衣良の論考を取り上げ、百田尚樹氏の小説「永遠の0」「海賊とよばれた男」や、4〜6月期の日曜夜に放映されたドラマ「空飛ぶ広報室」の名前を挙げ、「右傾エンタメ」が増えているとの問題提起がなされました。中韓贔屓の石田衣良が出てくる時点で既にアレですが、まあ無理筋のこじつけ記事です。

この朝日の報道に韓国マスコミが素早く食いつき、聯合ニュースは「日本で愛国心刺激する娯楽小説が人気」と取り上げ、京郷新聞に至っては「日本、安倍政権で文化も右傾化」「右傾・愛国小説が人気独り占め」などと、安倍政権にまで絡めて報じました。

朝日があること無い事、捏造記事を報道し、それを韓国マスコミが話を大きくして騒ぎ立てるのは、慰安婦問題等でもお馴染みのパターンですね。

「空飛ぶ広報室」はお堅い軍事専門誌のコラムでも取り上げられた、航空自衛隊の全面協力で撮られたドラマでした。画面に登場した空自航空機としては、F-4EJファントム、F-15Jイーグル、ブルーインパルスのT-4ドルフィン、大型輸送ヘリのCH-47チヌーク辺りだったと記憶しています。残念ながら、洋上迷彩の美しいF-2バイパーゼロは登場しませんでした。

航空自衛隊としては随分頑張って協力した感がありますが、筋立ては航空幕僚監部広報室を舞台にした、ありがちな恋愛ドラマです。原作小説は未読ですが、当然ながらガチガチの軍事的な内容ではTVの視聴率は取れないでしょう。

込められたメッセージとしては、「自衛隊というだけで実体をよく知りもせずに批判する人々」を批判するものでした。そして印象に残ったのは、「自衛隊が活躍しない事が世の平和」だとする台詞です。確かにその通りで、他国の侵略意図を挫く為の軍事的パワーバランスを保ち、軍事力を行使しなくて済むのが最善でしょう。災害派遣も同様です。

ただこのドラマはTBS制作だけあって、「戦闘機は人殺しの道具じゃない!」などと俳優に大げさに叫ばせていました。確かに制空戦闘機たるF-15Jは直接人殺しをしないかも知れませんが、敵機を撃墜すれば自ずと死者が出ます。それは日夜スクランブルで敵機と相まみえる空自パイロットとて同じ事で、随分と生温いお花畑的発想であり、日々危険な任務に就いている自衛官に失礼な話です。

「永遠の0」は今年12月に映画の公開が予定されていますが、原作小説はベストセラーになった、ゼロ戦と特攻隊を題材にした作品です。ゼロ戦パイロットで特攻隊員として戦死した祖父の事を知る為、孫が生き残りの戦友達に話を聞き、真実に迫るという筋書きです。

そして徐々に浮かび上がってくるのは、「何があっても生きて帰る」という信念を持った男の姿です。大東亜戦争当時にすれば、非国民扱いされて当然でしょう。ゼロ戦が活躍するシーンを散りばめつつ、メインテーマとしては特攻隊員の悲劇を描いた作品であり、反戦小説に分類される内容ではないでしょうか。特攻を変に美化するでもなく、かといって自虐的でもなく、ニュートラルな印象です。

賞賛すべきは、作者の百田尚樹氏は相当に大東亜戦争の戦史やゼロ戦の事を調べ上げて執筆されたのでしょう。多くの戦記物を読み漁った者から見ても、実に正確な(と思われる)描写が随所にあります。また、一般の方にとって前時代的な戦記物は退屈な読み物ですが、そこはさすがにベストセラーになるだけあり、長編ながら引き込まれて一気に読み進むことが出来ます。未読の方には是非お勧めしたい一冊です。

「海賊とよばれた男」については未読なので書評は出来ませんが、出光興産の創業者・出光佐三をモデルにしたノンフィクション・ノベルであり、現代の日本人が忘れかけている「勇気」「誇り」「闘志」を描いた作品とのこと。まず間違いなく、先の2作品と同じく「日本の右傾化」などという妄想とはかけ離れた作品でしょう。

売国マスコミとして名高い朝日の記者は、本当にこれらの作品を読んだり、観たりして記事を書き、掲載しているのでしょうか。実に的外れで稚拙な記事だと言わざるを得ませんし、反日を国是とする中韓に餌を与えて連携する為に捏造されたものとしか思えません。

同じ結論へ誘導するにしても、もう少しまともで説得力のある内容にすべきです。

もし私が「日本の右傾化」をでっち上げろと要請されれば、まずはアニメの「宇宙戦艦ヤマト2199」をチョイスするでしょう。1974年にTV放送されたオリジナルアニメが38年ぶりにリメイクされ、昨年の4月7日、すなわち戦艦大和が沈没した日に第一章が封切られ、全7章(26話)から成る映画館での先行上映はいよいよクライマックスを迎えるところ、後追いで日曜夕刻のTV放送もかなりの所まで来ています。

ご存じの方も多いとは思いますが、旧帝国海軍の旗艦にして世界最大の戦艦大和を彷彿とさせる宇宙戦艦ヤマトが単艦で遙か彼方のイスカンダルを目指し、戦闘となれば主砲を連射して敵ガミラス艦を次々と撃沈し、更には最終兵器たる波動砲を撃って全てを薙ぎ払うという実に右傾化した、けしからん内容です(笑)。

当時、既に軍国少年だった私はTVも観ましたし、空前のブームで長蛇の列となった劇場版も平日に学校をサボって観に行きました。もう、あれから38年も経ったわけです。まさに、少年老いやすく学なりがたし、ですね。

リメイク版のヤマト2199は基本的にはオリジナルをリスペクトし、設定の矛盾を解消しつつ現代風にアレンジされており、賛否両論あるようですが楽しめるエンタメ作品になっていると思います。映画館の大スクリーンにオリジナルと瓜二つのオープニング映像が映し出され、ささきいさおの歌う主題歌が流れたときは思わず鳥肌が立ち、まるで小学生の頃に戻ったような気分でした。日々生きていれば、何かいい事はあるものですね。

朝日の偏見と捏造の記事を元に安倍政権や日本の右傾化を批判する韓国ですが、自国では日本に原爆を落としたり、皇太子妃が誘拐されたり、天皇陛下が暗殺される小説がベストセラーとなり、それらは愛国的だと賞賛されています。

実に馬鹿馬鹿しい話ですが、最近の旭日旗を絡めた批判報道を含め、これまでは事ある毎に謝罪と賠償を求めてきた韓国が、国際社会において日本を貶める行動を強化していると言えます。それに呼応して米ニューヨークタイムスやイギリス、ドイツの紙面でも日本の右傾化を指摘する報道がなされています。

中韓によるプロパガンダが仕掛けられ、その成果が出ているわけです。これはもう戦争の一種だと考えて扱った方がいいでしょう。日本では沈黙は美徳とされますが、海外では黙っていれば認める事になってしまいます。

きっちりと対抗的な言論戦を行わないと、いつの間にか日本に不利な国際認識が広まってしまう深刻な事態になりかねません。

そして韓国の政治面を見ると、朴槿恵(パク・クネ)大統領が6月末に中国を訪問し、国賓待遇で迎えられたと大きく報道されました。

アメリカの同盟国である韓国が、アメリカの西太平洋支配の要たる日本を差し置き、アメリカ最大の潜在敵国たる中国を訪問したわけです。あの反米反日の盧武鉉(ノ・ムヒョン)ですら訪日が先で訪中は後回しだったのですから、日本も随分と舐められたものです。これは韓国が媚中へ大きく舵を切った事の証左でしょう。

中国の兵法、六韜(りくとう)には「交渉の為に隣国から使者が来て、もしその者が有能ならば何一つ与えず返せ。交渉の為に隣国から使者が来て、もしその者が無能ならば大いに与え、歓待せよ。そうすれば、隣国では無能な者が重用され、有能な者が失脚する。そしてやがては滅ぶ」とあります。果たして朴槿恵がいずれなのかは明確ですね。

中国軍部は韓国主導での半島統一を容認すると言っていますから、仮に韓国がこれに乗るとすれば、経済的にはとてつもなく大きく重いお荷物を背負い込む事になりますが、念願の核とミサイル技術を手に入れる事が出来ます。

韓国メディアは中韓同盟が結ばれる事まで予測していますが、仮にそうなれば米韓同盟が破棄されるのと同義であり、韓国は自由主義陣営から脱落する事になります。

かつての朝鮮戦争で14万人もの死傷者を出してまで韓国の為に戦い、停戦後もずっと防衛に努めてくれた大恩人たるアメリカを裏切り、北朝鮮を支援した中国の側に付くわけです。

アメリカから導入したイージス艦、戦闘機のF-15KやKF-16は宗主国様への手土産といったところでしょうか。しかしながら韓国経済は中国依存度が高いですから、短絡的に見れば悪い話では無いのかも知れません。

ただし中国は歴史的にも朝鮮半島を属国として見ていますし、日清・日露戦争を戦って日本が与えた半島の独立が失われ、100年前に逆戻りする事になります。はっきり言えば、韓国は日米と連携して中国に対抗する以外に属国化を防ぐ手段はありません。それに反する実に愚かな行為に出ているわけです。

朴槿恵は外交カードの切り方が素人目にも稚拙で、就任直後の組閣前から反日全開であり、せっかくの訪中にしても遅すぎる感があります。訪米直後に訪中すれば、もう少し効果が期待できたでしょう。

そして韓国による新たな国家ぐるみの強請・集りも始まっています。

7月10日、韓国人4人が新日鉄住金(旧新日本製鉄)に対し、大東亜戦争時に新日鉄の前身である日本製鉄に戦時徴用されたとして訴えた裁判で、ソウル高裁が新日鉄住金に損害賠償の支払いを命じる判決を下しました。

これは高裁が個人の請求を退けた後に、韓国の最高裁が高裁に差し戻しての判決、つまり事実上の最高裁判決なわけです。司法が司法として機能していない、狂った状態です。

そもそも当時の朝鮮は自ら併合を望んで日本の庇護を受け、朝鮮人は皆日本人だったわけです。日本人であるが故、戦時下において徴用されるのは当たり前です。

そして、あたかも大東亜戦争の戦勝国を気取ったり、侵略された被害者だと主張する彼らですが、実際は大日本帝国の日本人として戦争をした当事者に他なりません。実に滑稽であり、いかに彼らの中で自尊心とやらを保つ為、都合のいいように改ざんされた歴史が真実となっているかを表しています。

それを差し置いたとしても、日韓間の財産請求権は日韓請求権協定によって完全に解決しており、韓国政府は「経済協力金」を受領済みです。よって個人保証は韓国政府が行うべきものです。国際条約という国家間の取り決めは国内法の上位に位置するものですが、それを全く無視した判決は条約の破棄とも受け取れますし、国交の破棄と同じ意味にもなるでしょう。

また、日韓請求権協定が破棄されれば、日本(人)が朝鮮半島に残してきた莫大な資産の請求権が復活しますから、それらの返却を求める事は当然の権利になります。

そしてこれまでに日本が行ってきた数々の支援、1965年の経済協力金8億ドル、1983年の特別経済協力金40億ドル、1997年の通貨危機救済金100億ドル、2006年のウォン高救済基金200億ドル、これらも全て返してもらうべきだと、真っ当な意見も出るでしょう。

敗訴した新日鉄が支払いに応じない場合は韓国内の資産を差し押さえするようですが、ただでさえ今年になって次々と外資の撤退が続く中、日本企業の韓国からの撤退が相次ぐことになりかねません。そもそも新日鉄は韓国のポスコに技術供与を含めた指導を実施し、韓国の製鉄業を育てた企業です。そしてお決まりの技術盗用が発覚し、訴訟にもなっています。まさに、恩を仇で返す行為ですね。

このような前例が出来れば、偽物を含め次々に訴訟が起こされるのは容易に想像できます。

現に7月30日には釜山高裁が三菱重工業に対し、原告韓国人5人に1人あたり約700万円の支払いを命じる判決を下しました。当然三菱は応じないでしょうから、何らかの現地資産の差し押さえが執行されると思われます。

三菱重工は昨年、H-2Aロケットで韓国の地球観測衛星(フランス製で赤外線カメラ未搭載ながら、事実上の偵察衛星)を打ち上げているのですから、普通の神経では考えられません。

もうこれは日本を単なるキャッシュディスペンサーとして利用する強請行為であり、韓国は司法も含めて国際条約を破るのが当たり前の国だと理解するほかありません。

そして軍事面においても、韓国が中国に擦り寄る報道がされています。

6月5日、韓国の鄭承兆(チョン・スンジョ)合同参謀本部議長は中国・北京で中国共産党中央軍事委員会の范長竜副主席と会談し、その後、山東省青島にある中国海軍北海艦隊司令部を訪問しています。

中国北海艦隊と韓国海軍第2艦隊間の「ホットライン(直通電話)」が設置されている3階の作戦当直室を訪れ、第2艦隊に電話をかけて「これからは韓中両国軍が西海(黄海)で同じ作戦を展開しなければならない。

中国軍と緊密に協力するよう、将兵たちに伝えよ」と指示したとのこと。その一方、鄭議長の艦隊基地訪問は中国側が難色を示し実現しなかったと報道されていますから、韓国側は随分と軽くあしらわれている感があります。

このホットラインは2008年に設置されたものらしく、一体何の為にあるのか謎ですね。対北朝鮮には全く不要ですし、やはり彼らの共通の敵は日米だと考えるしかありません。

米韓の軍事会議が開かれる度、翌日には韓国からの使者が北京に飛んで詳細を報告しているのですから、ホットラインぐらいはあって当たり前なのかも知れません。

そして7月9〜12日には、韓国の崔潤喜(チェ・ユンヒ)海軍参謀総長が韓中軍事交流協力について議論するため中国青島の北海艦隊司令部を訪問し、1700トン級潜水艦の内部を見学しています。
http://japanese.joins.com/upload/images/2013/07/20130713090451-1.jpg

上記の報道写真ですが、本来ならあり得ない画像です。潜水艦にとってハッチとスクリューは最高軍事機密であり、絶対に見せてはいけないものです。撮影や見学の際には、ハッチ部の蓋やハッチ周りはビニールをかけたりして隠します。何故なら、ハッチの厚みを見れば、その潜水艦がどれ位の深度まで潜れるのかが類推されてしまうからです。

写真のハッチがダミーではなく本物だとすると、随分と薄く、さほど深くは潜れない艦だと判断できます。報道記事では「中国が韓国軍に最新鋭潜水艦を公開したのは今回が初めて」とありますが、誰に見せても構わないレベルの沿岸哨戒型でしょう。

そして、中国の潜水艦を見学したならば、次は相互主義により韓国が中国に見学させる番です。同じ潜水艦ならばドイツ設計のライセンス生産艦を見せるか、中国側の要求次第ではイージス艦の見学になるかもしれません。韓国軍部も随分と馬鹿なことをやっているなという印象は拭えません。

以前より、韓国は中国寄りになっていくだろうと予測する軍事評論家は少なくありませんでしたが、最近の韓国の政治、軍事の方向性を見ると、それが急速に現実味を帯びていると感じます。

それでいて、韓国側は2015年12月に迫った作戦統制権返還の再度先延ばしをアメリカに要求しています。要するに在韓米軍の陸軍兵力無しでは対北朝鮮の抑止力が足りないと認識しているのでしょう。今のところアメリカ側は再延長を否定しており、果たして韓国側の思うようになるかはわかりません。

それに加え、アメリカ側の要求する在韓米軍費用の負担増額に韓国が難色を示しており、微妙な関係になりつつあると言えそうです。

このまま予定通りに作戦統帥権が韓国に返還され、在韓米陸軍の撤退が実施されれば、韓国の中国への接近は更に度合いを増し、結果として中韓同盟の締結ないしはそれに近い関係になる可能性は否定できません。

そしてそれは日本の安全保障環境に大きな変化をもたらします。朝鮮半島の38度線であった防衛ラインが、対馬海峡まで南下してくる事を意味するからです。中国人民解放軍海軍が釜山港や済州島を拠点とし、韓国イージス艦を護衛につけた中国空母が我が物顔で黄海にのさばる事態になれば、沖縄尖閣方面と合わせ、日本は二正面作戦を強いられる事になります。

今の自衛隊の能力では対応は厳しく、大幅な増強が必要となるでしょう。現在GDP比約1%の防衛費を先進国平均の2〜3%へ上げ、根本的に安全保障体勢を見直す必要に迫られます。「軍隊=悪」などという妄想平和主義を捨て去り、広く国民が国家安全保障を考え、現在の状況と近未来の展望を理解する必要があります。

障害は多く道のりは遠そうですが、我々に残された時間は少ないと思っておいた方がいいでしょう。

さて話題は変わり、米ノースロップ・グラマン社が開発している米海軍向け無人ステルス攻撃機の実証試作機、X-47Bペガサスについてです。

去る5月14日、X-47Bは米空母ジョージ・H・W・ブッシュからの発艦に成功しました。
http://www.youtube.com/v/_FMvNrkwmi0&feature=youtube_gdata

上記動画を観ればわかるとおり、X-47Bは垂直・水平尾翼を持たない全翼機であり、B-2ステルス戦略爆撃機と似たフォルムの機体です。また、飛行甲板にあるF/A-18戦闘攻撃機と比べても遜色ない大きさで、全長約12m、全幅約19m、航続距離約3900km、最高飛行高度12000m以上というカタログスペックです。

米空母の蒸気カタパルトの性能もさることながら、特に離着陸時に不安定とされる全翼機を見事に安定して発艦させています。

そして7月10日には、X-47Bによる空母への着艦にも成功しています。
http://www.youtube.com/v/bD4zRWujp50&feature=youtube_gdata

以前の拙稿でも触れましたが、空母への着艦は難易度の高いミッションです。
飛行甲板後部に張られた3〜4本の着艦ワイヤーに機体後部の着艦フックを引っかけて急制動をかけますが、ワイヤーを引っかけ損なった場合の再上昇、いわゆるタッチ・アンド・ゴーに備えてエンジンのスロットルは開いたままで進入します。車に例えるならば、アクセル全開で車庫入れをするようなものです。

更に陸上の滑走路と違い、海面に浮かんでいる空母の飛行甲板は絶えず揺動を繰り返していますから、空母飛行甲板を模した地上でのテストよりも難易度が高くなります。

この動画は見事な着艦で、空力的に不安定な全翼機をスムーズに精度良くコントロールするコンピューター制御には驚くばかりです。

有人航空機の発明以来、その軍事運用はステップを踏んで進められてきました。

まずは飛べるだけの機体を用いた「偵察機」、そして次に地上目標を攻撃する「攻撃(爆撃)機」、更には難易度の高い敵艦や敵機等の動く目標を攻撃する「対艦攻撃機」や「戦闘機」。

無人機に関しても、有人機と同じ道を歩んでいます。米軍が運用しているRQ-1プレデターやMQ-9リーパーといった無人機は、言わば偵察機に対地攻撃武装を追加した形です。これらは遠隔操縦によって飛行し、目標を攻撃します。ただし、その攻撃対象はタリバンやアルカイダといったテロ・ゲリラ組織であり、他国の正規軍と対峙できるものではありませんでした。

それに対し、今回空母からの発艦及び着艦に成功したX-47Bは敵地侵入に適したステルス性を備え、これまでの無人機よりも自律的に飛行します。Xナンバーの実証試作機ですから偵察用レーダーやカメラも未搭載で非武装ですが、近い将来には実用機が登場する事でしょう。

運用としては事前に指定された座標を経由して目的地に達し、標的座標を爆撃・攻撃して帰還する形態となります。これには有人機が随伴し、目標の座標が変更になれば、それを多数率いる無人ステルス攻撃機に指示する形になります。

敵地近くの海域に侵入した空母から発艦する無人ステルス攻撃機の編隊が押し寄せるとなれば、これまでの防空網が無力化される事を意味します。対象が移動する対空・対艦攻撃任務はともかく、対地攻撃任務は無人機の役割になるでしょう。撃墜されたとしても、育成に10年はかかるとされるパイロットが失われないのも大きなメリットです。

米軍では戦闘機を操るバトルゲームが得意な若者を募集しているとの話もありますし、最強ステルス戦闘機F-22ラプターの操縦訓練用シミュレーターを小学生に使わせたところ、数時間後には敵機を撃墜するまでに上達したとも伝えられています。時代が変わりつつあることを感じますね。

アメリカは無人機の分野において世界に先行していますが、他の国もその重要性は認識しており、いずれもX-47Bのように空母艦載機ではなく地上離発着機ではあるものの、イギリスはBAEのタラニス、フランスはダッソーのnEUROn、ロシアはMiGのスキャット、中国は利剣を開発中です。

日本はF-15Jの主翼の下に搭載し、目標近くの上空で切り離す小型偵察用無人機TACOMを研究していますが、他国に後れを取っている感は否めません。予算の問題は勿論ですが、専守防衛を掲げるが故に、偵察の次のステップに当たる対地攻撃能力付与が問題視されてしまうからです。

防衛省はアメリカの無人偵察機グローバルホークの導入を決めていましたが、これを前倒しして2014〜2018年度に3機を前倒しで導入するとしています。これは即戦力として大いに活用すべきでしょう。

それに加え、これ以上他国に水をあけられないうちに敵地攻撃能力の保有を認め、積極的に無人攻撃機の開発を進めるのが急務です。さもなければ近い将来、中国の無人攻撃機の襲来に一方的に晒される事になりかねません。

そして最先端軍事技術の常として、次は民間利用へと下りてきます。この場合、民間航空機の離発着操縦自動化が進み、コクピットのパイロットは単なる置物になる日が来るでしょう。そうなれば、先の7月6日に米サンフランシスコ国際空港で起きたアシアナ航空機事故のようなお粗末な出来事は無くなります。

世界を旅して様々な国の航空会社を利用すると、奇妙な操縦に遭遇する事が少なくありません。その典型例が、離陸可能速度を超えても滑走路端まで加速を続け、一気に急上昇する操縦です。乗客にとっては全く快適さに欠ける荒っぽい操縦ですが、実はある意味、これは最も安全な離陸方法です。

空港近くに潜むゲリラやテロ組織等が用いる携帯型対空ミサイルは、射程が短い為に攻撃の機会が限られます。つまり、高度・速度共に低い離陸時及び着陸時が航空機にとって最も危険な、狙われやすいタイミングになります。
上記のように滑走路一杯を使って加速し、急上昇する民間旅客機に乗り合わせたとすれば、そのパイロットは軍上がりの可能性が大です。

では着陸時はどうなのかというと、普通は徐々に高度を下げながら速度も落としていきますが、軍隊式の操縦では速度を出来るだけ落とさずに下降し、機首を大きく上げた状態、すなわちヘッドアップの姿勢で失速気味に着陸します。

ただし、これは本来戦闘機等に当てはまることで、大型の民間旅客機はわずかに機首を上げた姿勢で着陸するのが常識です。お尻の長い旅客機で極端なヘッドアップ姿勢を取ると、尻餅事故を起こしてしまいます。

昔のゼロ戦なども必ずといっていいほど、かなりのヘッドアップ姿勢で着陸しています。ですがこれは車輪の配置から見ると妥当な操縦です。現代の大型旅客機と違い、ゼロ戦を含む当時の軍用機は車輪が両主翼下と機体後部にあるからです。

海外旅行を趣味とする旅人の間では、いくら安くても大韓航空とアシアナ航空にだけは乗るな、と昔からよく言われます。何故なら、彼らは極端なヘッドアップ姿勢で降下し、旅客機にとってはアクロバット的とも言える無謀な着陸を繰り返し、それが腕のいい証拠だと思っているからです。

では、何故韓国の航空会社がそのような無謀な操縦をするのか、それは決して軍隊上がりだからではなく、操縦訓練に問題があるからだとされています。

手持ちの機材で訓練を安上がりに済ませる為、小型のセスナ機を用いた訓練が行われており、その場合はヘッドアップ姿勢での着陸は間違いではありません。ですがその癖が染みつき、それが腕のいい証拠だと信じ込み、自己顕示の為に世界中でアクロバットまがいの着陸を繰り返しているのは有名な話です。

サンフランシスコ空港での事故は起こるべくして起こったものだと考えていいでしょう。

韓国側はボーイング777の機体に問題があったと必死で力説し、機体に問題はなかったとする国家運輸安全委員会(NTSB)と対立状態にありますが、いかに韓国側がお得意のごり押しをしてもNTSBが真実を曲げるはずはなく、彼らの異常性を自ら喧伝する事にしかならないでしょう。

そして興味深い事に、欧米のマスコミはこの事故について「crash」や「crash down」と表記していました。つまり、れっきとした「墜落」だと認識している事の証左です。

それに対し、NHKを始め日本のマスコミは一貫して「着陸失敗」という表現を使っていました。海外メディアの記事も和訳される時点で「crash」は「着陸失敗」へと書き換えて訳されていました。要するに韓国様に遠慮して、印象が少しでも悪くならないように気を遣っているのでしょう。

あの大破した機体を見れば、どう考えても着陸失敗などという軽微な事故ではなく、重大な墜落事故なのは間違いありません。真実を正しく伝えず、特定の国に無用な配慮ばかりして事実をねじ曲げて印象操作する。本当に日本のマスコミには呆れ果てるばかりです。 ≪続く≫


軍事情勢レポート7 新たなる東亜の繁栄 Part2
http://ochimusya.at.webry.info/201309/article_8.html


=============================================================



Link:

軍事情勢レポート6 皇国の興廃この一戦にあり 4
http://ochimusya.at.webry.info/201306/article_7.html

軍事情勢レポート6 皇国の興廃この一戦にあり 3
http://ochimusya.at.webry.info/201306/article_6.html

軍事情勢レポート6 皇国の興廃この一戦にあり 2
http://ochimusya.at.webry.info/201306/article_5.html

軍事情勢レポート6 皇国の興廃この一戦にあり 1
http://ochimusya.at.webry.info/201306/article_4.html

真の敵との戦い
http://ochimusya.at.webry.info/201306/article_3.html

軍事情勢レポート5 第四部 中共海軍の軍事力
http://ochimusya.at.webry.info/201306/article_2.html

軍事情勢レポート5 第三部 中共の侵略の歴史
http://ochimusya.at.webry.info/201306/article_1.html

軍事情勢レポート5 第二部 韓国の軍事力
http://ochimusya.at.webry.info/201305/article_9.html

軍事情勢レポート5 第一部 中共の野望
http://ochimusya.at.webry.info/201305/article_8.html

対中包囲網構築への道
http://ochimusya.at.webry.info/201305/article_1.html

軍事情勢レポート4 空軍力〜防衛産業〜朝鮮半島
http://ochimusya.at.webry.info/201305/article_2.html

軍事情勢レポート3 核の拡散と日本の決断
http://ochimusya.at.webry.info/201303/article_5.html

軍事情勢レポート2 開戦前夜は近し
http://ochimusya.at.webry.info/201302/article_9.html

軍事情勢レポート1 牙を剥く中国と暴走する北朝鮮
http://ochimusya.at.webry.info/201302/article_1.html

世界平和に貢献する日本の核武装
http://ochimusya.at.webry.info/201206/article_13.html

国防アレルギーは滅亡への道 Part1
http://ochimusya.at.webry.info/201107/article_11.html

国防アレルギーは滅亡への道 Part2
http://ochimusya.at.webry.info/201108/article_1.html

テーマ「日本人が知らない シリーズ」のブログ記事
http://ochimusya.at.webry.info/theme/57295fd580.html



あなたの1クリックが、
情報の認知度を高めます!

  
人気ブログランキングへ
Thanks for your cooperation!

 


日本人が知らない「二つのアメリカ」の世界戦略
高木書房
深田 匠

ユーザレビュー:
国際社会の「大人」の ...
本当は★無限大のはず ...
素晴らしいの一言高校 ...
amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ商品ポータルで情報を見る


 
         


    

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 20
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス
ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!)

トラックバック(4件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
在特会からのお知らせ その171
★ 1000円寄付のお願い ★━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─最近の在特会は、活動の幅が広がったことにより必要経費がかさんでいること、また裁判関連の費用も今後 ... ...続きを見る
反日ハンター
2013/09/14 08:34
駐大阪大韓民国総領事館からのお知らせ その2
わしが反日ハンター・神功正毅ぢゃ。駐大阪大韓民国総領事館から韓国国籍喪失申告の際に必要となる具備書類が発表された。駐大阪大韓民国総領事館HP/国籍喪失申告 具備書類http://jpn-o ... ...続きを見る
反日ハンター
2013/09/14 10:34
韓国で平昌五輪中止を議論「開催権を返上すべき」メイン会場売却か・竹田恒泰が日韓全面協力を否定
↓忘れずに、最初にクリックお願いします。↓ ...続きを見る
正しい歴史認識、国益重視の外交、核武装の...
2013/09/15 15:02
尖閣問題への新たな対処
; 中国の唐家セン元国務委員と維新の会・小沢鋭仁氏 ...続きを見る
深山飛水の思いつくまま日記
2013/09/16 09:48

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文



ランキングに
ご協力ください!

Thanks for your cooperation!


画像

画像

画像

画像

画像

画像


     画像

軍事情勢レポート7 新たなる東亜の繁栄 Part1 風林火山/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる